真に安全でナチュラルな水を提供する浄水システム ――シーガルフォーのある暮らしをさらに豊かにしてくれる食材や道具、アイデアを紹介する「シーガルフォー的生活」。
第二回は、味噌本来の風味が生きた有機造りの生味噌です。(文・引地正修)
ここ一年あまり、朝食はすっかり自炊派になった僕が愛用している味噌を紹介したい。
田中德兵衞商店の「味噌蔵信州有機造り」
原材料は有機大豆と有機米(麹)、食塩のみ。 しかも加熱殺菌していない生味噌で、保存料や添加物はもちろん、発酵止めの酒精(アルコール)も入っていない。酵母や乳酸菌が生きているのだ。
僕はかねて有機食品を買うことは有機生産者を応援することで、環境を良くすることに繋がるという考えから、味噌も有機を選んできた。 そこに生味噌という選択基準を加えてくれたのが、この信州有機造り。香りも味も、圧倒的に素晴らしいのである。
田中德兵衞商店は、明治四年(1871年)の創業。味噌醸造で財を成した埼玉県川口市の名家で、 大正時代に建てられた和洋折衷の旧田中家住宅は、国登録有形文化財建造物。 今ではセントラルグループという企業グループに成長されているが、起業の味噌へのこだわりを頑なに守り続けている。
当主は代々、德兵衞の名跡を継ぎ、現在の田中社長は第七代。
実は田中社長とは以前からのお知り合い。 シーガルフォー正規取扱店、シーガルフォーセントラル埼玉の代表でもあり、150年続く味噌卸の老舗とは伺っていたが、実際に味噌をいただく機会がなかった。 それがある偶然で味噌汁を飲み、驚いた。
おいしい。香りは馥郁(ふくいく)という表現がぴったりで、味は塩味の中に甘い旨味がある。 これは醸造と熟成を経て塩味の角が取れたためで、田中社長によれば、プロは"塩慣れ"と呼ぶらしい。
この味噌とシーガルフォーの水でつくる味噌汁は、だしがなくても具から出る旨味だけで十分とさえ思える。 本物とは、感動的なものだと教えられたのだ。
朝一杯の味噌汁というご馳走。この幸せを、皆さんにも味わっていただきたいと切に思います。
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